こんにちは、しば(@sibambajinji)です。
唐突ですがぼくはずっと瞑想をしています。(3年半)
今までぼくは超ド級のブラック企業で仕事は人事でした。真面目にストレスがつきものの日常が繰り返されていました。
そんな中でぼくは瞑想というものに出会ってから今まで飽きもせず続けています。
「瞑想」
って聞くと怪しさや、よくわからないものとしてあまり関心を持ちにくいかもしれません。
今回はやってよかった3つの理由ということで体験談を交えてオススメの理由をまとめてみました。
あまり興味がわかないっていうあなたも大丈夫、最後まで読んでもらえたら少し価値観が変えられるかもしれません。
…飽きられる前に最初に1つ大きな理由をお伝えしておくと
ぼくは瞑想でうつ状態を乗り越えました。
正直瞑想がなければ今のぼくがないと言っても過言ではないくらいの影響力です。
では、本題に移りますね。
瞑想にたどり着いた理由はハードワーク
ぼくは、瞑想に出会ったのは3年半前で思い切り精神状態がおかしい時期でした。
理由は会社のハラスメントとハードワークが原因です。
プラスでお気に入り人事。
それまで一生懸命やって成果も出していた人事の採用業務を”気に入らないからなんとなく”外されたのでした。
ぼくは会社の体育会系のカラーとは違う為、社内では役員たちから
「アンチ」
と呼ばれていたのです。(これはこれで相当追い詰められますが)
そんないわれの無いレッテルだけでぼくの人事と人生が決まったようです。
後任になったのは代表の息がかかった「未経験者」でした。
当然業務に耐えられるわけもなく、後日譚ですが、ぼくの後任は3人も入れ替えられています
当時ぼくは仕事に誇りも持っていたし、目標も達成していたからもう少しで認められるはずと息を切らすほど仕事に打ち込んでいたのでした。
上司も適当に言葉を並べて、異動の話をぼくに持ちかけてきました。
当事者からすると意味がわかりません。
上司や会社、色々信じていたものが崩れていった気がしました。
…すみません、どうしても過去の話は重くなってしまいますが笑
こうした時期にぼくは大いにへこみます。
もう本当に誰も信じれないくらいに。仕事をしていた姿は誰も声をかけたく無いくらいの暗さを放っていたと思います。
ひとしきり落ち込んだら本を読む気力は出てきました。
いつもそうですが、気持ちが落ち込んだ時や人生の局面で救ってくれるのは本でした。
そこで出会ったのが瞑想でした。
読んだ本は「禅マインド ビギナーズ・マインド(サンガ新書)」というもので
なんとスティーブ・ジョブズもこの本を読み瞑想を実践していたとのこと。
ぼくはジョブズも悩んで瞑想にたどり着いたのかもと、少し自分に重ねつつ瞑想というものに興味をもつようになります。
瞑想はマインドフルネスとう言葉にも関連していています。
ぼくが理想とする働き方がマインドフルネス(ありのままの自分で居られる)の状態でした。
日本でも今少しずつ見直されたりしていますが、調べていくとグーグルなど海外のIT企業はその有用性を確認し取り入れているというのもぼくにとっては説得力がありました。
ジョブズによりスタイリッシュなイメージをまとった新たな禅のうねりは宗教色を排した「マインドフルネス」という名称のもとで、欧米に拡散している。オウムの残像消えやらぬ禅の本家、日本にも遅ればせながらこの波がひたひたと押し寄せている。
宗教色のない「マインドフルネス」ニッポンドットコム
ぼくはとても良いものを見つけたと思い、その後瞑想に関わる本は数十冊読みました。(スティーブ・ジョブズが瞑想に出会う前に影響を受けたと言われた”ビーヒアナウ”も読みました)
瞑想ってどんな感じなの?
やり方がわからない
という声をよく聞きます。
ぼくはその度に教えていることとして「目をつむって息をするだけ」です。
超簡単。
本当にそれだけです。本や国によっても色々やり方が違いましたが基本的には本当にこれだけ。
「そんなものに効果があるの?」
という疑問は当然出てくると思います。じゃあ寝ればいいじゃんという声も笑
実は瞑想をするプロセスは脳の仕組みと関係しているのです。
1分何も考えないでみてください
どうですか?何か常に考えてませんでしたか?
大丈夫、普通はそうです。これを「モンキーマインド」と呼び、常に木から木へ猿が飛び移るように騒がしい状態です。
ぼくたちの日常は情報や仕事に覆われ、何も考えないということが難しい。
そうすると、自分のやるべきことがわからなくなる。
結果的に迷いつまづきやすくなる。
これを整理するのに瞑想は役に立つのです。
考えないようにする=「何かに集中する」です。
瞑想はそれを息に集中することで、モンキーマインドを追い出します。
息に集中するってあまり普段やっていないですよね笑
でも息は自律神経をコントロールできる唯一の方法とまで言われているパワーを持っています。
吸う息と吐く息、バランスの良い呼吸を繰り返す事で自律神経のバランスが整うと言われています。呼吸は私達が唯一自らの意思で自律神経をコントロールできる手段なのだそう。
自律神経をコントロールできる唯一の手段!?呼吸でストレスを防ぐ
息を吸うことと吐くことに集中することで、不思議と心が静かになります。
昔から「深呼吸」と言われるものですよね。
ぼくは数十冊読んだと言いましたが、やり方はすごくシンプルです。
<ぼくの瞑想方法>
・時間は何分でも良いですが、ぼくは基本10分です。
・仕事から帰り寝る前に布団の上であぐらをかきます。
・アプリで時間設定をして10分瞑想(ぼくの使っているアプリは”i meiso”というものです)
・鼻から息を大きく吸って、口からゆっくりだす(かなりゆっくり)
・「今、ここ」に集中。仕事やトラブルに問題があっても、今”その瞬間”とここ”自分の部屋”だけは誰にも邪魔されません。
・宇宙で自分一人になった気持ちでぼくはやっています。
・やってると何か考え始めるのですが、放置。息に意識を戻します。
これだけです。
やってきた履歴はこんな感じ。アプリの如来は瞑想時間で育っていたのにアトミックになった後は変わらないのが残念。
たまに何か良いアプリ無いかなと探しています。

アプリなどもたくさん出ているのでお気に入りを見つけて履歴をつけていくと良いでしょう。
3年半やってみて気づけた3つのこと
まぁ3つ以外にも色々効果はあるみたいですが、ぼくはこの効果があるから続けているのです。(個人差あるとは思いますが)
1:達観出来る
表現がすごく難しいですが、日常に余裕が生まれました。
例えば普通であれば怒ったり、悲しんだりする出来事をスルーできます。
もちろん感情がなくなったわけではありません笑
だからストレスを感じなくなったというところが大きいです。
そうはいっても一日外にいたらストレスの蓄積は正直あります。
それを10分の瞑想でリセットするイメージです。
2:集中力が高くなる
ぼくはこの瞑想を始めて色々集中するべきものに気づけました。
それは、MBAの入学を決めて卒業したことにも大きな影響がありました。
瞑想でMBAを卒業!とまではいきませんが、あの苦しいチャレンジを支えてくれた1つに瞑想があります。
影響されすぎてMBAの入試論文は「マインドフルネス」でしたし笑
そして仕事での集中力は化け物と呼ばれるほど周りを気にしなくなりました。
3:大事なことがわかる
瞑想の効果に脳の余白を作るというものがあります。
脳がPCだとすれば常に思考にメモリを食われている状態。
どこかで再起動やキャッシュクリアをしなければ、新しいデータを読み込むことができません。
脳も同じ。瞑想で余計なことを考えなくなることで新しい気づけなかった情報に気づけるようになります。
これは単純に言えば自分に必要な情報という感じです。
別の記事でも書きますが、そのおかげで色々卒業することができてその空き要領に色々新しいことが入ってくる体験をしています。
大きなもので言えばフェイスブックをやめました。そういうことに気付けたり考えたりできたのはぼくは瞑想を続けてきたからじゃないかと思います。
世の中いらない情報が多いのです。
専門用語ではデフォルトモードネットワーク(DMN)と呼ばれ、常に何かを考え続けています。
これは寝てる時も。だからそういう意味では寝ても意味ないのです。
DMNは何もしていないときに働くネットワークで、ぼんやりと過去のことを思いだしたり、未来のことを想像したりすることに関わっている。いわば脳のアイドリングのようなものだ。しかし、このアイドリング時間のおかげで、過去の整理をし、未来の予測をすることができるようになる。ただ、これが過剰になると、うつうつとしたり、不安に捉われたりすることが最近の研究で分かってきた。
脳の過剰なアイドリングが心配をつくる
まとめ
・瞑想は宗教とか怪しいものではない
知らないものは怪しいものみたいな雰囲気はわかります。
ただ瞑想は宗教ではなく大まかに言えば呼吸法です。
だから集中力を高めたり、心を穏やかにするために使えます。
宗教を信じていなくても、瞑想で心の平穏を得ることができるのなら、それも素晴らしいこと。ダライ・ラマ法王によると、瞑想のポイントは心の変化であって、宗教ではないのです。
本当の良さ、知っていますか? 瞑想にまつわる5つの嘘
・瞑想は座って目を閉じるだけ
道具や手法など色々知らないとできない気がしますね。
全くそんなことはありません、座って目を閉じて呼吸に集中するだけ。
これで少しでも気持ちが変わるのであれば試してみるべきではないでしょうか。
・科学的にも証明されている
瞑想による脳の良い変化や効果は実証されています。
それはもちろん全てではありませんがグーグルやアップルが率先して取り入れることがその1つの証明になっているとは思えないでしょうか。
企業が取り入れるだけではなく、その経営者なども自ら実践しています。
効果はぼくも3年半という長い時間を経験したから言えると思います。
Googleやインテル、ゴールマンサックスなどで「マインドフルネス」と呼ばれる一種の瞑想法が研修に取り入れられている。同様の瞑想は故スティーブ・ジョブス氏やビル・ゲイツ氏、イチロー選手なども実践しているといわれ、シリコンバレーやウォール街のエリートたちの間にも広まっているほか、アメリカの雑誌『TIME』でも特集が組まれているほどの普及ぶりだ。
Google推奨の瞑想「マインドフルネス」って何だ?
以上です。
オススメしてもなかなか実践しない方がほとんどなのはぼくも体験しています。
できれば今日寝る前に、1分でも良いので瞑想をしてみてください。
明日から少しずつ仕事や生活に変化が起こると思います。
ぼくはこれから死ぬまで続けていくと思います。
ありがとうございました。