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【本音レビュー】映画「キングダム」を観て実写映画に思うこと

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こんにちは、しば(@sibambajinji)です。

キングダムは全巻何周もした原作ファンです。

そんな「キングダム」ですが、4月19日についに映画公開されました。

ぼくも数ヶ月前から期待していた超大作に朝からチケットを購入して実際に行ってきました。

ネタバレありの感想ですので、知りたくないという方はここまでで。

まぁ実写映画といえば、過去にもドラゴンボールや鋼の錬金術師など評価の割れる作品がいくつも出されているのですが…

前評判とかはすごく高いのもあり、あまり不安要素はありませんでした。

19日、原泰久のベストセラーコミックを実写映画化した『キングダム』が公開された。早くも多くのファンが劇場を訪れて作品を鑑賞し、TwitterなどのSNSには感想コメントが寄せられている。配給元の東宝は「興行収入40億円を狙える大ヒットスタート」と発表している。

『キングダム』公開!興収40億円ねらえるスタート

ほらね、こんな感じで何となく安心材料がネットにはたくさん。

安心材料はたくさんあったんです。

ファンは誰か

まず、結論はぼくのキングダム点数は35点です。

この点数ロジックは感動したり興奮したりの数と総評で決めています。

対比する意味はあるかわかりませんが、直近で見た映画の個人的な点数はこんな感じ。

・スパイダーマン スパイダーバース 100点

・映画 刀剣乱舞 65点

・鬼滅の刃-兄妹の絆 70点

まず、そこまで辛口レビューではないはずです。そしてこの点数には映画は感動したいというニーズがあるので、そこが評価の分かれ目。

単純に心が動かない動画に1,800円も払う価値はありません。

1,800円あれば有料動画コンテンツ5本以上観れますし、そもそもよくわからない他人と同じ空間にいる必要もありません。個人的には雑音や匂いがすごくきになるので映画館はストレスがあります。

それでも見に行く理由、それは感動したいから。スクリーンで観ておきたいと強く感じた作品への想いを大事にしたい。

そんなところがぼくを休日に電車に乗せ劇場まで、わざわざ足を運ばせます。

映画は商業なので、興行収入をどれだけ高めるかというのは非常に重要な視点でしょう。だからより多くの人に対して情報を発信しようとします。

もちろん、映画でファンになり原作に入るなんていうことも日常的なことだと思います。

実写化映画はそこがポイントになる気がします。

誰がファンなのか。

この映画をみてファンが歓喜し興奮するのか

ぼくはしませんでした。

心が動かなかった。

電車に乗って休日に1,800円払って映画館でみる行動全て無駄にした気分でした。

ぼくは芸能人のファンでもなければ誰が誰などあまりこだわりはありません、感動できればそれでいい。

感動する素材しかない「キングダム」を使っているから、感動できないはずがない。号泣する準備すらしていき前日からアップルミュージックで配信されていたサントラで心を高ぶらせていたくらいです。

それでも感動はなかった。

芸能人のファンなど別の視点であれば評価の点数も違ったでしょう。

ぼくは「キングダム」のファンです。

キングダムとの出会いは、ある旅行の中で、中国の経営者の部屋とアメリカシリコンバレーの経営者の部屋に全巻揃えられていたことが興味のきっかけ。

それまでは画風が好きではないと読まずにいました。

仕事をする中で生かせる考え方や成り上がるために努力するシンを自分に重ねていました。

だから何度も読んだし、アニメも何回も見た。行きつけの美容師の店長もキングダムが好きでこの映画について語った時はお互いとても期待していました。

その美容師の店長と語るつもりで、観て熱く語ろうと思い観ました。

おそらく語ることはないでしょう。お互い描いていたキングダムではなかった気がします。

これは誰に向けた映画なのか。

原作ファンではなく、大衆に向けた作品ですと謳ってもらえれば違った観点で見ることもできるかもしれません。

映画の評価はどこでするのか

ぼくの映画の点数は先ほども書いた通り感動数です。

大きなスクリーンや設備であえて見る理由はそれ以外ないでしょう。

今回キングダムを見るにあたり若干不安だった点がありました。

それは公開翌日なのに席が多く余っている。

まだファンは反応してないのかな?そんな感じでした。

で実際映画館に行くと、満席ではなかった。これは前評判やネットの熱気とは違うものを感じるなと思いました。

そしてあまり見かけないのですが、3、4名1時間くらい経過した時点で退場していきました。

違和感はありません、ぼくも映画にしては珍しく時計を何度か確認して時間の経過とストーリーの展開を計算していました。

それくらい集中できない内容だったのかもしれません。

映画の評価はどこでするかのか

それはやはり感動数だと思っています。その感動数というのは心が動かされている回数。

確かに熱狂的なファンの心を動かすこと自体は難しいのかもしれません。しかしそのタイトルにあえて挑戦したのだからそこを超えなければ評価は得られないのではないでしょうか。

ぼくは続編が出てもnetflixとか動画で済ませます。

この感想はファン目線からなので偏りはありますし、当然予備知識がない人が観た場合と異なると思います。100点をつける人もいるでしょう。

全部のコマ割りが同じ形で漫画で最後までキングダムを読み直した感じです。

つまり抑揚がなかったのではないかなと。

それでも35点の理由

信がうざかった

真面目に語ったり熱くなっている目線が演技じみていた

王騎がかっこよくない

圧倒的な存在なはずなのに存在感がなかったし、笑い方の「コココ」というのがなかったのでキャラが違う

山の民簡単に仲間になりすぎ

尺の問題もあると思いますが、おそらく一番ストーリー的に起死回生の部分なのにさらっと仲間になる

嬴政が主役

もうほぼ後半は信より嬴政の方が目立つ

王都奪還早すぎ

王都奪還で壁や山の民の共闘で戦うことや仲間について経験を積む信が原作にはいますが、そこをカットしているのでいきなり本丸に攻めるイメージ

ランカイが雑魚

最後の山場が変わっていてランカイは案外速攻殺されるしそこに別に感情が動かない

奪還して終わり

原作ファンに向けてないのであれば説明不足だと思う。王騎と嬴政の対峙が浅い。

ワイヤーアクションダサい

そんな飛ばなくても、と思うほどの吹っ飛び具合。物理法則を無視した演出には萎えます。

以上のような理由から感動する回数とか途中から数え始めていました。

作品自体はそこまで酷評されるものではありませんので、力作であるのは間違いないとお伝えしておきます。

ぼくも行かなければ結局ずっと気になっていたので、スッキリできてある意味行って良かった映画でした。

ぼくは原作で良いです。

以上です。

ありがとうございました。

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