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学びなおし

【簡単】FX初心者でもわかる副業としてオススメしない理由

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こんにちは、しば(@sibambajinji)です。

人生100年時代、副業くらいやらないと将来が不安。

そうですね、本業だけではある程度限りがあるしなかなか昇格などをコントロールするのは至難の技ですよね。

そうした思いをぼくは持っていますし、多くの方も何か副業や収入をアップさせる方法がないかと考えることが増えてきたのではないでしょうか。

副業といえば投資などが一番にあげられるイメージですが、本当にそれが一番良いのでしょうか。

この記事は、

「FXってよく聞くし簡単だっていうけど実際どうなの?」

という疑問を持っている方に対して本気で1年間兼業で取り組んだことがあるぼくがたどり着いた考え方をお伝えします。

読まなくてもわかる結論として、「FXは難しいもので捨てても良いお金がない限り手を出すべきではない。」

というのがぼくの現段階での結論です。

他で色々な煽る記事がありますが、前提条件となる”捨てても良いお金”とは何かという点をよく考えていただくと、この記事でお伝えする意味が理解しやすいのではないかと思います。

60冊関連書籍を読み1年で40万の利益

FX読書

20代の後半、ぼくは仕事が少しマンネリ化していました。

当時はコールセンターで人事の仕事をして数年が経っていたので、仕事の能力もレベルも一巡しキャパオーバーするようなタスクは滅多にない、そういう状態がしばらく続いていました。

よくある話ですが、経営者から見れば管理部というのはどこを切っても”コスト”でありいかに支出を抑えるかという目で見られる部門の代表格です。

ぼくがいたコールセンターの経営者は特にその傾向が顕著でキャリアパスはあってないような状況で、当時の立場である”マネージャー”のポジション以上には上がれる可能性はほとんど無いというのを肌で感じていました。

ぼくの成功体験はおそらく20代の営業部時代で、単純にトップセールスであることが楽しかったのと努力に比例して収入が増える世界が刺激的でした。

だからその成功体験を引きずり、仕事はサボることなく全力で取り組むというスタンスで人事でも働いていたのです。

しかし、職種によって奪い合えるパイのサイズが違うことにこのコールセンターで気づくことになりました。

「いくら努力しても収入が増える見込みはないのか」

営業のままキャリアを進めポジションがどんどん上がる同僚を見て焦りと悔しさが募る日々を過ごしていました。

ある日、そのモヤっとした気持ちを抱えたまま、本屋で何かキャリアアップや収入につながる情報はないかといつものビジネス書籍コーナーをさまよっていました。

その時に目に入ったのが”FX”という単語でした。

FXといえば、その当時は会社の役員がやっていてかなり稼げるという漠然としたイメージしか持っていなく、面白そうにアプリで数字を眺めていたのを思い出していました。

「FXはぼくにもできるのか?」

不安というより、何かに”気づいた”ことに少し興奮していました。

本屋で初心者用を三冊程度買い、隠すように昼休み明けの会社に戻ったのを覚えています。

お金が減ったり増えたりする

これだけで当時は相当ビビっていました。

買ってきた初心者用の本を読めば読むほど「こんな簡単なことで増えたりするのか?」と若干疑心暗鬼になりながらも情報を読み込んでいきました。

ここで少しFXについてを説明すると…

・FXとは、他の国の通貨を買ったり売ったりして利益を出すことです
・1ドル100円のときに買い、1ドル=120円になったら売る→「20円のもうけ」
この仕組みを利用して利益を出します

FXとは?をわかりやすく|投資初心者が知るべき基礎知識【株より簡単】

つまり各国の通貨の価値の変動を利用し、安い時に買う・高い時に売るという文字で書くと死ぬほど簡単そうな投機です。

そうなのです、FXは投資ではなく投機と呼ばれるものに分類され、辞書で引くと「不確実だが当たれば利益の大きいこと狙う行為」とあり、かなりギャンブル色が強い性格を持っています。

いきなり必勝法みたいなものがあるのでは?と本を読み漁り結局60冊ほど読んでから初めてのトレードを開始しました。(相当慎重でした笑)

情報集めにのめり込んで為替王なる有名な方の本も1万円以上出して買って読んでいました。(これは役に立った=再現性があった)

結果的にぼくは1年という期間を経て40万円程度の利益を得ることができましたが、事実上それで退場(FXを辞めた・継続出来なくなった事)しています。

FXで知るお金が持つ魔力と人の欲

お金の魔力

20代のぼくはFXに手を出してからというもの生活すべて変わりました。

最初こそとても慎重になり、1,000円かける初トレードに3ヶ月ほど勉強していたほどです。

あらゆるFXに関わる評判が良い本を読み込みましたが、読めば読むほど勝率が上がるような感覚になったのを覚えています。

実際、本はそういった「勝てる」を再現性の有無に関わらず経験談をもとに書かれていますので読むとそういう「勝てる」感覚になるのは不思議ではなかったのかもしれません。

ある程度理論武装ができた段階で、実際のトレードを開始すると額は少ないですが利益を確保できたと思えば、マイナスになったりとプラマイゼロで相殺するような状態がしばらく続いていました。

というのも、為替というものは毎秒変化していて常にプラスやマイナスの状態にあります。

だから究極、買った瞬間にプラスにもなりますしマイナスにもなります。

そしてぼくがプラマイゼロの状態になっていた原因は「心理状態」が大きく影響していたのです。

トレードしてお金をかけた状態を”ポジションを持つ”というのですが、そのポジションを持った瞬間に客観的ではいられなくなるのです。

  • ポジションを持って利益が出始めると、もっといくかもしれないという期待感から無計画にポジションを持ち続けて結局元の位置まで戻すパターン。
  • ポジションを持って損失が出始めると、もっと損失が膨らんでしまうかもしれないと不安になってすぐに損切り(ポジションを決済)するパターン。

面白いですが、だいたいこんなパターンでした。

おそらく初心者にはあるあるなのかもしれませんが、心理状態が大きく影響するというのは玄人になってもあまり変わらない状態ではないかと思います。

この心理状態が落ち着かないのは余裕が無いからで、冒頭に書いた「捨てても良い」レベルでお金に余裕がある人は状況が違います。

少し上下してもビビる必要はないので狙っていた金額まで上がったり下がったりするのを待てば良いのです。

FXは最終的にポジションを決済しない限り損は確定しません(いわゆる塩漬けという状態)ので、長期間保有できる余裕がある人が有利なのは間違いないと思います。

しかし、大切に貯金をしたり生活費レベルの大事なお金をFXに使うと前述したような一喜一憂の心理状態に踊らされる状態が続きます。

所持金によって難易度が変わるという点ともう1つは世界情勢が大きく関わってきます。

為替が上下する原因には基本的に世界で起きた現象に因果関係がある場合がほとんどで、偉い誰かが発言したりテロが起きたりと、様々な要素が複雑に絡み合っています。

なので基本的に上下する予想をたてる場合は、その世界情勢をある程度意識していく必要から勉強が必要になるのです。

世界情勢に興味がなかったぼくにはそこがもう1つ大きな障害で、この情報では有名な評論家の話や予測を参考にしていました。

が、あまりその情報によって勝ったりはできずどちらかというと損をしていました。

当然ですが、誰も予想できない事故や事件は起こったりします。

FXもそうした事故や事件から大きく影響を受け、ぼくが一番大きく影響を受けたのはギリシャショックと言われるもので当時は大きくマイナスになりました。

結果的にその塩漬けの状態が数ヶ月続いたので仕事もモチベーションが上がらず実生活まで影響が出始めていました。

手仕舞いをしたくても出来ない状態、これが一番仕事をしながらFXをやることの心理的な負担になっていました。

この体験からわかるのは、おそらくFXというのは万人向けの手段ではないです。

FXに向いている人

  • お金に余裕があって資金がある
  • 感情に左右されない、機械的に判断が出来る
  • 経済に詳しく世界情勢などに興味がある

FXに向いていない人

  • お金に余裕がなく大切な貯金を使おうとしている
  • ソシャゲのガチャやギャンブルに熱中してしまう
  • 勉強が苦手な

本業に影響が出る前に人生に影響が出る

人生

退場になる理由は人それぞれだと思いますが、ぼくの場合はきっかけはやはりギリシャショックでした。

なぜかというと、損切りができない塩漬け状態になってから長期間心労が重なったのです。

額で言えばそこまで大したものではありませんが、当時のぼくの貯金の何割かがそこに割り当てられていたので貯金がなくなるくらいの危機感がありました。

あなたはトラリピというものを知っていますか?

おそらくFXに興味を持った人なら大抵耳にするはずのFXシステムです。

簡単に説明すると先述した“人間の心理”に影響されず、システムによって機械的に売買を繰り返した上で安定的に利益を確保するというものです。

システムでの運用なのでぼくが意思決定に迷うことはなく上がったら売ってくれるし下がったら買ってくれるという、かなり合理的なシステムでした。

ギリシャショックを受けた時、ぼくはこのトラリピを運用していました。

それまで行なっていた裁量取引(自分の意思で行う売買)には自分の判断力に自信がなくシステムに頼めるのであればと、導入したのがトラリピの自動売買でした。

じゃあなぜ、ギリシャショックで退場したのか?

それはトラリピでの損失が膨らんだからです。

FXの売買は基本的に上下の変動が利益になります、しかしギリシャショックなどのように大きな変動が自分の思っていた方向と反対に起きてしまったらどうなるのか?

たくさんのポジションをつくりながら、損失を拡大させていきます。

元の位置に戻れば良いですよね、「戻れば」

FXの怖いところは、この崖みたいな急降下の後元の位置に戻らないということもあるのです。

もちろん運が良ければ戻しますので、そこを狙って買う人もいます。(いわゆる底値というもの)

ただ〇〇ショックといわれるような大きな変動は誰にも予想が出来ません。

だからぼくはその時にもっていたポジションを塩漬けすることになりました。

結果的には元に戻りました。(これは本当に良かった)

でも失ったものはありました、この塩漬け期間の自分のメンタルやモチベーションです。

正直生きた心地はせず興味も他にもてないという状態でした。

だからぼくはこの期間の経験を勉強代と割り切って、FXを退場することに決めたのでした。

幸いトータルでは数十万円の利益を得ることは出来たものの、気持ちはなんともやるせない気持ちと逃げ切った感がすごかったです。

FXが悪いというものではなく、そこに執着してしまう状態は失うものがあまりにも大きいということに気づきました。

もちろんうまくいってれば別の考え方をしていたのは間違いないですが、ぼくの場合は勉強代という結果に終わりました。

FXのメリット

  • 原資があれば一瞬でお金が増える可能性がある
  • 世界情勢を勉強することになるので詳しくなる
  • FXは最終的に脳や精神の本などにたどり着くので人の欲や思考を学べる

FXのデメリット

  • 一瞬でお金が消える場合があり、大切なお金の場合冷静な判断が出来ない
  • 常に気になる、マイナスの場合は気が気じゃなく体調に影響が出る
  • 世界情勢などコントロール出来ない要素が”急に”来るし、予想不可能

追伸

退場しようとした理由のもう1つが実はあり、それは歳をとってお金持ちになってからでもFXは可能だと考えることがあったから。

人生は有限です。

原資が少ない若い時代の貴重な時間を、上下する為替に想いを馳せてもその思いが届かず徒労に終わることを体感しました。

であれば本業や自分の興味を持てることに全力を投じたほうが有意義ではないかと1年の経験を経て悟りました。

ぼくはその後起業することに参画するのですが、結局それも失敗しています。

でも、そこからMBAをとったり色々な人と出会ったりする中で今の人生を生きることが出来ていると心から良かったと感じています。

ただ、今ではAIやシステムも発達しているのでもしかするともう少しリスクを下げて取引は可能なのかもしれません。

全否定するものではなく、ぼくもお金に余裕があり心にも余裕があればやろうかなと思える面白いものなのは間違いなく、中毒性が圧倒的に高いです。

だから、退場という言葉があるんでしょうね。(自らの意思で去る人は少なく原資が無くなり借金を背負うパターンとかです、詳しくは「FX 破産」とかで検索すると出てきます)

ぼくはブログやアフィリエイトを始めたのは最近ですが、アフィリエイトのグーグルによるコアアルゴリズムのアップデートで自分の収入が左右されるのに近い現象が予告なしに〇〇ショックが起こるのがFXという感じですね。

まとめ

  • 視点によりますが、人間の心理や世界情勢を身銭を切って学ぶのには最適
  • 稼ごうとすると逆に稼げなくなる不思議な世界
  • 仕事で稼いで普通の生活をしていることが幸せだったと気づくには最適
  • 死ぬかも?という冷や汗を感じたい人はバイオハザードよりオススメ
  • 眠れない週末を過ごす事を避けたい場合はオススメできない

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