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ほんしつめがね

転職の教訓

人事が気づいた「転職をしたいと思った瞬間」が一番転職したらまずい3つの理由

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こんにちは、しば(@sibambajinji)です。

唐突ですがぼくは7回転職経験してます。この数字が多いかどうかは同世代では1%以下の存在のようです。日本ではジョブホッパーと揶揄されます。

せっかくなら働き方改革とかより、転職してスキル上げた方がイカしてるみたいな改革してくれた方が良いのに。

今回は転職のあるあるリスクのひとつ、

「うわー、もう転職しかない」

って状態のリスクとその対策を人事とセブンジョブホッパー(自称)の目線療法で考えたポイントを3つお伝えできます。

<読むべき人たち>
・ストレスちりつもでもう限界が来た

・ぼんやり”このままでいいのだろうか”シンドローム

・美味しい話が出てきた

上記みたいな状態のあなたにはぴったりだと思います。

ぼくと同じ経験をしなくて済むようにぜひさらっと一読してみてください。

そもそも転職の準備をしてないからリスク高すぎ

もうこれに尽きます。上にリストアップした人たちはまず転職する準備をしていません。それは現職のことで頭がいっぱいだったから。

その頭がいっぱいの状態と忙しさを理由に思考停止しているのです。

頭の中は仕事のストレスと不満が中心で、建設的な未来を考えていく余裕はあまりない状態です。

そうすると、本当の限界や急なチャンス?に動揺し唐突に行動に移ります。

逃避です。

矛盾するようですが別に逃避はOKです、正直ダメな会社に居続けるより逃げた方が良い場合もあります。メンタル的にも。

ただし「本当の限界」だったらの話、その本当の限界を迎える前に準備をするべきです。

もし準備をしなければ多くの転職者が犯す過ちをあなたも経験するはず。

ぼくはおかげで7回も経験しました笑

突発的に動いたとして、結果的にそこからは転職市場の餌食になる構図で、キャリア的に”売れる”要素があれば、あなたは転職市場ではピンボールのボールのようにどこかの穴には必ず入ります。

その穴の行き先がどこかもわからない状態で。

そして逆に”売れる”要素がない場合、逆に現実を見ることになりピンボールのボールで言えば弾かれて元の位置に戻ってくるような感じ。

自分の市場価値の側面を目の当たりにすることになります。

ピンボールの穴に入っても弾かれても、いずれの場合も行動に移した場合現職への心理的な距離感が半端じゃないくらいできます。もう心は転職してます。

その状態では仕事をしても高い成果は期待できず上の空状態がしばらく続くことでしょう。

そしてこの状態では「転職が正義」になってます。だからその情報を肯定する本やネットの情報を漁り始めます。

これを「確証バイアス」と言います。

確証バイアスとは、対象物を評価する際に、先入観に基づいて観察を行い、自分に都合のいい情報を集めてもともと抱いていた先入観に付け加え、対象物の評価にバイアスをかけてしまうこと。「確証バイアスは、正しい評価や判断を邪魔するばかりか、創造性の高い考え方やアイデアを生み出すことにも悪影響を与える」

先入観に縛られて適切な判断を鈍らせる「確証バイアス」を回避する方法

めちゃめちゃ厄介です。これ。

簡単に言うと客観性がなくなるのです。そしてアドバイスも求めなくなる。

自分のストーリー捏造に入ります。

退職理由もよく考えたら浅いけど、次に行きたい会社もなんとなくこう言うとこ。冷静に考えればツッコミどころ満載の状態で転職市場が仕掛けた「王様気分」と「新しいジブン」にしか興味がなくなります。

これはゲームで言えばステータスは”混乱”しています。もう味方を怪我させてもおかしくない状態。

隣の芝生は実際には青くない

仮に転職成功してやったぜ!という状態になっても半年から1年は色校正の時代です。

もちろん青い場合もありますよ。それは青さがぴったりの場合ということです。

色校正みたいな「青さ」チェックを自分で無意識にずっとしてしまいます。

青いというのは、”青く見えていた”のかもしれません。本当は紫だったけど光の加減で…みたいな感じで実際は思っていたのと違うということです。

もう1つこれは人事の視点情報というか、企業は人を撮るために青くみせます。その青さしか見えてない求職者は本気で青いと感じるのです。

ぼくみたいに7回も経験しない限り、もしくは人事を経験しない限りこのトリックは見抜けないままなのかもしれません。

それはフォトショップで加工したような芝の青さだと思ってください。

現実にはそんな芝の青さはありません。

具体的にいうと求職者がみる情報はだいたい3つ

・企業HP(デザイン会社がとにかく理想の会社を作り上げます)

・求人広告(広告代理店が責任を負わされるのは応募数…つまり)

・紹介会社(紹介会社は入社させること以外にお金は得られません)

だいたいここまで読むと想像できると思いますが、そうですあなたが見る次の企業の情報はそれぞれの発信者の立場があります。

こういうのは「ポジショントーク」と言います。

上記の三者、それぞれ自分の利になるように結果を動かそうとしますよね。それがポジショントークたる所以。

企業は採用するための情報、広告は応募させる情報、紹介会社は入社させる情報

誰かと議論をしていて、「もし、あなたが別の立場なら、別のことを言いそうだよね」と言いたくなったことはないでしょうか。人には、誰しも立場というものがあります。それぞれの立場から自分に都合のよいことを言うのが「ポジショントーク」です。

自分の立場に都合のよい「ポジショントーク」

これが三位一体となって、「人工的な青さ」を作り出します。

素人に見抜けるはずがない。

だからこういう情報を参考にしつつ客観性を担保して疑うことが最初の一歩です。

「逃げたらめっちゃ青い」ってことがないという前提で考えていく。

まずその上で自分の足元をみてください、比較したり冷静になったら青さを感じられる可能性も出てきます。

ぼくは7回のうち2回はそうした経験がありました。

タネを蒔きつつタイミングを見計らう

じゃあどうすればと絶望しないでください。青いベストプレイスは必ずあります。

結論的には準備が重要。まぁ時には勢いも大事です、ぼくも勢いだけでここまできましたし。

ここで言う「準備」とは自分を知ると言うことです。価値観を含めて就職には重要な影響を与える要素が複数存在します。

それらを整理しつつ自分が本当に目指す企業や仕事を考えることが重要です。

<自分と仕事に影響する3つの要素>
・価値観(何が好きで何が嫌い)

・会社のリソース(使い倒しましょう)

・将来の自分(ワクワクする方向)※最重要

この3つを考え抜くことで、自分と仕事のベストマッチが生まれます。

そしてそれを実現するために必要な要素を水面下で育てられることが重要。

要は成長させていくことです。

例えばぼくはブログで生活をしていきたいと思っても、それはいますぐに叶えられる夢ではありません。

しかし会社と自分の夢をしっかり考えてバランスよく使いこなすことができればその夢に一歩ずつ近ずくことは可能です。

大事なことは「会社は使うもの」と言う考え方。

それは自分の将来に向けて会社という土壌で育ててもらいながら組織の中でしか経験できないことや使えない資源を最大限活用する。

それだけでも企業で働く価値はあります。

何のタネを蒔くべきかに対して時間をかけて考えましょう。これこそが一番重要な問いです。だから思いついて行動をすることにはリスクがあるのです。

もし自分が死にそうな状況になって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、最初の55分は、適切な質問を探すのに費やすだろう。

アインシュタインの名言より

まとめ

・逃げたい時は確証バイアスに注意

正しい情報ではなく都合の良い情報を集めないように注意しましょう

自分のストーリーを捏造するとそのうち辻褄が合わなくなります

・青さはどこから来るか考える

その青さ天然モノ?本当は偽物の青さを知ることで自分の足元が青く見えるかも

・自分を知らなければ動かない方が良い

それは誰かに使われる可能性があるから、だから自分を知ることに一番時間を

問題が正しいかを考える力を持つことが生きる力になります

以上です。

ありがとうございました。

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